神戸大学 大学院国際協力研究科
坂上勝基 研究室

活 動
このページには坂上研究室メンバーの活動報告を掲載しています。




キャンパスアジア・プラス・プログラム・ラオス国立大学短期留学の報告(八谷優希)
September 23, 2025
2025年8月17日から9月15日にかけて、キャンパスアジア・プラス・プログラムのラオス国立大学短期留学に行ってきました。第1週目はラオス国立大学経済経営学部において、集中講義を受けました。本年は韓国の高麗大学校の学生と一緒に集中講義を受け、また期間中にキャンパスアジア・プラス・シンポジウムが開催されました。集中講義でラオス経済について学んだのみならず、シンポジウムでは私自身の研究発表に対して高麗大学校のKang Kyuwon准教授からコメントをいただき、非常に良い学術的経験を積むことができました。
その後の2週間は、ラオス教育スポーツ省でインターンシップを行いました。インターンシップを通じて、様々な部門の担当官へのインタビューを行い、ラオス政府がどのような教育政策を実施しているかを学びました。また、国際協力機構、アジア開発銀行、国連児童基金、世界銀行のラオスオフィスへも訪問し、専門官へのインタビューを通じて二国間、多国間援助機関がどのようにラオスにおいて開発援助を行っているかについて学ぶこともできました。
最終週には、幼稚園から高校まで、様々な教育段階の学校を訪問し、実際にラオスの教育現場を目の当たりにして、論文を読むだけではわからない教育現場の現状を知ることができました。今回のプログラムを通して、あらためて教育が日常生活に密接に関わっていることと、その重要性について学ぶことができ、自身の研究をより向上させようと考えるきっかけとなりました。
最後になりますが、ラオス国立大学で集中講義を行ってくださいました先生方、教育スポーツ省のインターンシップをコーディネートしていただきましたAnoupheng Keovongsa様、Vongvilay Sounthavong様、キャンパスアジア室の中原雅人特命准教授、米沢竜也助教、八木歩特命助教、ボトラ逢坂美喜子様、そして本プログラムでご支援いただいたすべての方々へ、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
文責:八谷優希(博士課程前期課程)
キャンパスアジア・プラス・プログラム・復旦大学ダブルディグリー留学の報告(前田誠也)
July 8, 2026
2025年8月から2026年6月にかけて、キャンパス・アジア・プログラムの一環であるダブルディグリー留学を行い、中国の復旦大学国際関係・公共事務学院よりMaster of Management Science in Public Policyを取得しました。以下、その報告をさせていただきます。
私は国際関係・公共事務学院(SIRPA)の中でもInternational Public Policyの英語コースを専攻し、主に英語で授業を履修しました。秋学期(2025年9月から12月)は、Quantitative Research MethodsやQualitative Research Methodsを履修し、研究手法の基礎を学びました。加えて、Public EconomicsやRisk Management in Development Processを履修し、経済における政府の役割、開発におけるリスク管理などの専門分野に関する知識を習得しました。春学期(2026年3月から5月)には、Global Public PolicyやPolicy Analysis and Program Evaluationを履修し、国際関係論の古典から現代での理論や政策評価の実践的手法について学びました。中国人だけでなく各国からの留学生と共に学び、授業中は議論を交わすことで、国際関係論、政策評価、研究手法などの多方面にわたって理解を深めることができました。
本プログラムの特徴はコースワークと並行して、留学中の1年間で修士論文の執筆を行う点にあります。復旦大学では、修士論文の審査が合計4回設けられており、全ての審査を通過する必要があります。コースワークをこなしながら審査を通過することは容易ではありませんが、毎回の審査では様々な先生方からコメントをいただき、さらに指導教員であるZhang Ping教授からアドバイスをいただきながら、次の審査に向けて準備を進めました。また、他大学からダブルディグリー生として来ている友人達と共に励まし合いながら修士論文に取り組むことで、無事全ての審査を通過することができました。振り返ってみると、あっという間にこれらの審査は過ぎ去っていきましたが、当時は審査を通過できるか不安を常に抱えながらも一つ一つ前に進む日々でした。
こうしたコースワークや論文執筆などの学術的活動に加えて、SIRPAでは上海の様々な場所へのスクールトリップを計画してくださり、中国の様々な文化に触れることができました。中国はIT技術が発展しており、ほぼ全ての飲食店は卓上にメニューが置かれておらず、QRコードを読み取ることでメニューを見て注文することができます。また、外卖という日本のUber Eatsのようなサービスやタクシーも充実しており、新鮮味にあふれた生活を送ることができました。日本人として、歴史的つながりの深い中国に生活することは自身の価値観を見つめなおし、非常に多くのことを学ぶ有意義な期間であったと確信しています。
末筆ながら、復旦大学での指導教員として論文執筆に多大なる助言をくださったZhang Ping教授、留学期間中も常に気遣っていただき定期的に連絡をくださった小川啓一教授、そしてこのような素晴らしい機会を提供してくださった神戸大学キャンパスアジア室の皆様、その他留学生活を支えてくださった全ての皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
文責:前田誠也(博士課程前期課程)
